医院開業とその経営について

開業医と聞くとイメージとしては儲かっていてお金持ちで裕福な生活を送っているのだろう、と思いがちですが実情はいかがなものでしょうか。
開業医とは自分で病院を経営している医師(ここでは個人経営の”町医者”を述べます)のことで、病院に勤務している勤務医とは対義的な立場です。
多くの場合、一人の医師がすべての診療を行う診察所という向きが強く、内科なら内科、小児科なら小児科といったように分けられています。
じつはこの看板に掲げている~科という診療科目は、一人の医師がすべての診療を行うため、専門は整形外科であっても、眼科であっても内科と称している医院もあるそうです。
当然のことながら、医師の間でも能力格差は存在していますので評判のいい病院もあれば悪い病院もあるということで、収入格差を発生させる要因ともなります。
開業医の収入面ですが、昔は医師が絶対的に不足していたため、開業すれば必ずもうかるというのは事実でした。
税制面も優遇されていたのも要因としてあります。
しかし診療報酬の改正や税制面の改定が行われている現在では、勤務医の方が給料が高くなる逆転現象が起きているケースもあるます。
医院開業のメリットとしては、勤務とは違って定年がないことです。
なので勤務医の方でも4,50代を迎える頃、開業医として第二の人生を歩まれる方も少なくありません。
デメリットは人口が集中している大都市圏に、これまた医院や歯科が集中し始め、患者の確保で激しい競争が起こっていることです。
とりわけ歯科はその傾向が強く、患者の確保のために診療方針をコミットする場合も無きにしも非ずです。
さらに医療の進歩に合わせて診療に際し必要な機器の設備投資も行わなければならず、医者といえど、経営者の目線で自らの病院を管理運営する必要が出てきている時代といえます。
ですのでこれから医院開業をお考えの方は事業計画を一から考えて、採算の取れる病院経営を目指さなければなりません。
開業前に必要な資金はどれくらい必要か、経営を続けていくうえで、人員の給与やその他の費用である運転資金をいくら用意すべきか、そういった資金をすべて自己資産で賄うことができるのか、できない場合どこから資金調達するか、収入は月にいくら、年にいくら、何年後にいくら見込めそうかといった予測も立てる必要があるでしょう。
開業前の準備が煩わしいとお考えの方は専門のコンサルタントや会計事務所に依頼すると便利です。
いずれにしても一人の医師という側面と経営者の両方の側面で病院を切り盛りする必要があるということですね。